※掲載が遅くなり誠に申し訳ございません。
平成27年10月23日(金),吉野川市立鴨島東中学校において,徳島県中学校音楽教育研究大会が開催されました。研究テーマ「届けよう あふれる思い 響かせよう 音楽の喜び」,サブテーマ「~伝え合おう 音楽の楽しさを~」を掲げ,約100名の先生方のご参加を得て,盛大かつ有意義な大会となりました。
午前中前半は,武知直子教諭が研究授業を行いました。ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調の第3楽章から第4楽章へのトンネルの部分と,作曲者ベートーヴェンの生き様を重ね合わせることで,音楽の諸要素の働きから生まれる曲想をより深く感じ取ることができました。また,生徒たちはベートーヴェンの生き様に共感し,この楽曲から「今後の人生で困難があっても頑張りたい。」等の意見が発表されました。授業の最後の「時を越えて」の合唱は,そうした生徒の想いが表現された合唱となりました。
午前中後半は,応神中学校・西村真理子教諭と国府中学校・武田有加里教諭の研究発表が行われました。両教諭とも,生徒相互のコミュニケーション力を高めることと,振り返りや評価の工夫を大切にされた発表でした。
午後からは,文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官の臼井学先生の講演を実施しました。「中学校音楽科が大切にしたいこと」を演題として,学習指導要領をユーモアたっぷりのトークでわかりやすく解説してくださいました。
本大会を開催するに当たり,関係各位の皆様に心からお礼申しあげます。